パンの製造・販売
バーテックの衛生管理用ブラシ、
シャッター防虫対策用ブラシを導入して、
異物や虫が混入する危険性が大きく減りました。
鳴門屋製パン株式会社 様
大阪市内にてパンの直営店運営と卸売事業を行っている鳴門屋製パン株式会社。同社では、異物混入を防ぐために「衛生管理用たわし」や「ボードブラシ」、「衛生管理用ほうき」を、また虫の侵入防止のために「バーカット」やシャッター用ブラシ「バーシャットⅡ」を導入しました。そこで、各製品を導入するに至った経緯や、その評価について専務取締役の長江様、課長の大野様、係長の大石様のお三方に、詳しく伺いました。(以下、敬称略)
Q)鳴門屋製パン株式会社の主な業態を教えてください。
長江:創業67年を数える製パン業者としては老舗の会社です。
元々は「パン工房鳴門屋」というパンの直営店から始まって、こちらは今では大阪市内に6店舗まで広がりました。
また、桃谷店と今里店では、「Cafe&dining ジミー」というレストランも併設しています。
パンの他、洋菓子を扱う「ルック」や、惣菜をご提供する「彩(いろどり)」といった別部門が立ち上がったりもしましたし、2015年9月には新たに、コッペパン専門店「ナルコッペ」もオープンしました。
専務取締役・長江 伸治氏
工場内には、焼き立てのパンが購入可能な売店も併設
あとは卸業務を行っておりまして、大阪を中心に170店舗くらいのスーパーにもパンを置いていただいているんですよ。大手さんと同じ棚に並ぶので、当日焼いた美味しさという部分にはこだわっています。
ちなみに当日焼いた商品を、当日スーパーさんに、トラックを使って直接卸しています。
大石:製造部としてのこだわりは、美味しいものを作ること。あとは毎朝届けるということで、時間厳守という部分にも気をつけています。
大野:あとは、安心安全ですね。
自社トラックを16台保有。自社で各スーパーへと配達している
長江:当社のモットーは「ふと笑顔がこぼれるアットホームなパン屋さん」。お客様に喜んでもらいたい、笑顔になってもらいたいという思いを常に持つように心がけているんです。
大野:ほうれん草だけじゃなく、タマネギやカボチャも、生のものにこだわって使っています。カボチャは、皮が硬いので、なかなか下ごしらえが大変です。
長江:でも、その大変さも、お客様の笑顔、子供の笑顔が好きだからと、社員一丸となって頑張っています。
Q)パートやアルバイトを含めて300名以上いらっしゃるとのことですが、工場では何人くらいの方が働いていらっしゃるのですか?
長江:180名くらいですね。工場は24時間動いていますので、かなり人数が必要なんですよ。
焼くだけで完成品になるパンは、朝、焼いているのですが、成形が必要なパンについては、前日までに焼いておかないといけません。
例えば、食パンは焼いてから一度冷まさないとスライス出来ませんし、ミルクフランスなどは、切ってからミルクを絞らないといけません。
そのため、仕上げが必要なパンに関しては、前日の夕方から焼いておいて、夜中に作業を行います。
夜中は戦場みたいになってますよ(笑)。
工場内は24時間体制で、常にパンを作り続けている
Q)バーテック製品を導入するに至った経緯をお教えください。
長江:抜けたたわしの毛による異物混入が出てしまったのが、きっかけです。
それで、毛が抜けないたわしがどこかにないかと、ネットで”たわし 毛が抜けない”などで検索して、たどり着いたのがバーテックさんの”衛生管理用たわし”だったんです。
ちなみにバーテックさん自体は、以前から展示会などで知っていて、営業担当の方の名刺も持ってはいたので、検索でバーテックさんの社名を見た時に「ああ、ここか!」となりました。
そんな安心感もあって、すぐに問い合わせのメールをさせていただきました。
これが2015年の夏くらいになります。
「お客様から異物混入のご指摘を受け、たわしなどの清掃用具の見直しを考えるようになりました」と長江氏
Q)バーテックの”衛生管理用たわし”を導入するにあたって、他社との比較はありましたか?
長江:いえ。バーテックさんがどういう製品を出されているか知っていたので、問い合わせの後、すぐに導入しました。
Q)実際に使ってみた、率直な感想はいかがですか?
大野:ずっと使用していますが、毛は全然抜けないですね。
もし抜けても色が付いていますので、分かりやすそうだなという印象もあります。
大石:今まで使っていた亀の子タワシは、使っていくうちに、いつの間にか毛が抜けているようで、どんどん小さくなっていくんです。でもその毛がどこに行ったか分かりません。
「抜けた毛は一体どこに行ったんだ?」という不安が、いつも付きまとっていましたが、そんな心配をしなくて済むようになったのも良い点だなと思います。
「従来のたわしではボウルのフチの折り返しの部分などを洗浄する際、ひっかかって毛が抜けてしまうことが多かったんです」と大野氏
Q)たわしは、どれくらいの頻度で交換しているのですか?
大野:基本的には、2ヶ月から3ヶ月に1回は交換するようにしていますが、それだけじゃなくて、汚れたり、毛が折れたり広がったりしたなと感じた時も、その都度交換するようにしています。
Q)鳴門屋製パン様では、たわしの他にも、”ボードブラシ”や”衛生管理用ほうき幅広”なども利用されていますが、これらはどういう経緯で導入されたのですか?
長江:バーテックさんのたわしを導入して、たわしの毛の異物混入はなくなりました。
ただ、たわしだけでなく、掃除の時に使うブラシやほうきも、抜けた毛が舞い上がったり、静電気でくっついたりしたら、異物混入に繋がります。
そうした危険性を全部潰していきたいなと思って、バーテックの営業担当さんに「なにかないの?」と聞いてみたんです。そこで提案されたのが、”ボードブラシ”や”衛生管理用ほうき幅広”でした。
「これが欲しい」じゃなくて、「うちで使えるもの何かない?」という聞き方で、適切な製品を提案してくれるので、その辺はすごくありがたいなと思っています。
Q)バーテック製品を導入してみて、その使い勝手や使い心地はいかがですか?
大野:どれも、すごくいいですね。
特にほうきは、すごく軽くて使いやすいです。
初めて手にした時は軽すぎて「すぐに潰れてしまうんじゃないか?」と不安になったくらい。
でも使っているうちに、ステンレス製でしっかりしていますし、我々が一番気にしている「毛が抜けないかどうか」という部分にしても、しっかり固定されていて、そう簡単には抜けないように出来ています。
棒の長さも少し短めで、机の下なんかを掃除する際も、後ろに当たったりしませんし、よく考えて作られているなという印象があります。
あと見た目の清潔感もあるので、使っていて心地よいです。
これまで使っていたほうきに比べて、良いところばかりでしたので、「こんなに良いほうきがあるんだ!」とすごく満足しています。スタッフからも、「これ使いやすい!」といった声は届いています。
軽くて、取り回しの良い長さで使いやすいとスタッフ間でも評判のバーテックのほうき
Q)使い心地のほかに、導入したことでのメリットなどはありましたか?
大石:清掃時間の短縮には繋がったんじゃないでしょうか。
例えば、まな板を洗うブラシは、元々弊社で使っていたモノは、あまり手にフィットしてくれませんでした。そういったブラシを使う場合は、どうしても時間をかけて、力を入れて洗わなければキレイになりません。しかも、弊社の工場はまな板の数がかなり多いので、その清掃だけでも膨大な時間を費やしていました。
その点、バーテックさんのブラシは手にフィットしてくれて、すごく洗いやすくなりました。
清掃自体が楽になっただけじゃなく、洗い終えるまでの時間も短くなったのは、かなり大きなメリットだと思います。
スタッフのストレスも、かなり少なくなったように感じています。
「ブラシの持ち手部分が、手の平全体の力を無駄なく伝えてくれるので、非常に持ちやすく、洗いやすいですね」と大石氏
Q)鳴門屋製パン様では、シャッター用ブラシの”バーシャットⅡ”も導入されていますが、効果はいかがでしょうか?
杉本:弊社の工場には、搬入用と搬出用の2ヶ所の出入り口があって、それぞれに1個ずつシャッターを付けていました。
しかし工場内は、外部よりも気圧が低くなっているため、シャッターを開けると、外の空気が虫などと一緒に一気に流れ込んでくるんです。
そのため各出入り口のシャッターの外側に、もうひとつシャッターを付けて、二重にすることで、外気の侵入を防ぐようにしました。
さらに搬出口には、バーテックさんからご提案いただき、2016年2月にテストモニターとして、バーシャットⅡを導入させていただきました。
その結果、バーシャットⅡ導入前と後とでは、かなり虫は減ってくれました。
弊社では、虫の侵入について月ごとにデータを取っているのですが、バーシャットⅡを導入した搬出口では、導入月の2016年2月と前年2月を比べてみると、89%減りました。
外気や虫をなるべく中に入れないよう搬入口、搬出口ともに、シートシャッターを二重に設置
外から入ってくる虫はかなり防げるようになったので、その点は良かったなと思います。
搬入口には取り付けが比較的簡易な”バーカット”を、搬出口にはより防虫効果の高い”バーシャットⅡ”を導入
(写真はバーシャットⅡ)
Q)バーテックの営業担当の対応はいかがでしょう?
長江:平岡さんが営業担当で良かったなと思っています。
先ほど、ブラシの発注について「うちで使えるもの何かない?」という聞き方をしたと言いましたが、私は「これが欲しい」と製品を指定せずに、ざっくりとしたお願いをするタイプです。
そんな無茶なお願いにも、平岡さんは素早く、適切に対応してくれるので、すごく助かっていますね。
ちなみに今は、ボールペンの提案をいただいています。
「「良いのない?」みたいな漠然とした要求にも、応えてくれるので、すごくありがたいですね」と長江氏
Q)ボールペンは、どういった特徴の製品なのでしょうか?
(弊社・末松より)樹脂部分に鉄粉が練りこまれていて、一部が欠けて製品に混入しても、金属探知機に反応してくれるボールペンなんです。色は赤、青、黄、緑、白の全5種類ご用意しております。
長江:どう思う?
大野:仕事中、ボールペンを使う機会は結構あるので、良い物だと思います。
異物混入の可能性があるものは極力排除したいなとは思っていますし、あると助かるんじゃないでしょうか。
長江:じゃあ、部署ごとに色を変えるとなると全色必要になりそうだから……各色10本ずつ買います!
(弊社:平岡より)ありがとうございます。
Q)そんなに簡単に発注が決まるんですね(笑)。
長江:弊社では、いつもこんな感じです(笑)。
Q)バーテックでは担当営業による工場診断を行っています。長江専務が仰っている「うちに合うものの提案」というご要望にぴったりのサービスだと思いますが、このサービスを受けてみたいとはお思いでしょうか?
長江:工場診断とは、なんですか?
(弊社・平岡より):実際に工場を見せていただき、用途にあったブラシのご提案と防虫対策について、ご提案させて頂くというものです。たとえば、もうちょっと外径が大きいものであれば、ちゃんと清掃できるのに、小さいブラシを使っているせいで、うまく清掃が出来ていない部分などがあれば、そのご提案などをさせていただいています。無料で行わせていただいているので、良かったらぜひお申し込みください。
長江:それは、ぜひお願いしたいですね。
Q)最後に、バーテックへの今後の要望があればお教えください。
長江:困った時に、ピンポイントに「これが欲しい」という注文を聞いてもらうだけでなく、今後も色んなご提案が欲しいなと思っています。
資料等だけではわからないこともあるので、「このブラシはこのように使うのがいいよ」ということをどんどん提案してほしいですね。
写真左から、大石様、大野様、長江様、弊社・末松、弊社・平岡、弊社・早山。
取材日時 2016年4月
取材・執筆 カスタマワイズ
- 導入製品
鳴門屋製パン株式会社 様
創業:昭和9年
設立:昭和24年
従業員数:約100名(ほかパート・アルバイト 約300名)
Webサイト:http://www.narutoya.net/
鳴門屋製パン株式会社は、大阪市平野区に居を構える創業昭和9年、設立昭和24年の老舗製パン会社です。「ふと笑顔がこぼれるアットホームなパン屋さん」をモットーに、出来たてのパンを提供することにこだわり続け、多くの方に親しまれる企業へと成長しました。現在では大阪を中心に、数多くのスーパーに納入し、直営店を6店舗構えています。
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