外耳・中耳・鼻副鼻腔・口腔・舌・咽頭・喉頭など耳鼻咽喉科全般の治療

アレルギーをお持ちや匂いに敏感な患者さんのことを 考えると殺虫剤は使えません。
だから、物理的に 虫の侵入を防ぐバーカットが医師には必要なのです。

小口耳鼻咽喉科医院 様

小口耳鼻咽喉科医院 様

Q)小口耳鼻咽喉科医院について教えてください。

小口様:1994年に信州大学医学部に入学し、途中海外勤務もありましたが、松本に25年住んでいます。2014年9月に開院し、地元に密着した、優しくて安心の医療を提供させていただいています。

小口耳鼻咽喉科医院 院長 小口智啓様

Q)なぜ耳鼻咽喉科を選択されたのでしょうか。

小口様:まず耳鼻咽喉科のイメージを説明します。耳鼻咽喉科は、意外かもしれませんが、狭いようで広い領域を受け持つ診療科です。耳鼻咽喉科は、「手術することがない」とか、「耳鼻咽喉科で亡くなる患者さんはいない」「がんなんてない」といった声も聞かれますが、大学病院や大きな病院ではそのようなことはありません。がんの手術や、耳の聞こえない方に手術をして聞こえるようにするといった治療も行っています。感覚器(匂い、味覚、聞こえ)を対象とした、幅が広い診療科なのです。
次にその耳鼻咽喉科を選択した理由をお話します。例えば内科の先生が「お腹が痛い」という患者さんを診察し、胃カメラで見たら胃がんだったとします。お腹を切るような手術が必要となると、手術の担当は外科の先生となります。一方で「お腹痛いです」という患者さんは、外科の先生にはじめから受診しないと思います。最初から最後まで患者を診れるのは、いわゆる「マイナーな科」と呼ばれる診療科だと考えています。例えば「喉がかすれて声が出なくなりました」といった場合、耳鼻咽喉科で喉を診させていただきます。その結果、喉にがんがあった場合でも耳鼻咽喉科で手術し、放射線治療まできちんと行い、治療後も患者さんを診ていける。このように「最初から最後まで一貫して患者さんを診れる」ことが魅力で耳鼻咽喉科に入局しました。

Q)この地域に開業された理由を教えてください。

小口様:現在、大学病院や病院は病院の仕事を、診療所、クリニックは医院の仕事といった、それぞれの役割、機能を分担しながら効率的、効果的な医療をする病診連携が主体となっています。
そのため、大学病院の診察に目処がついた患者さんについては、逆紹介という形で、医院の先生にお願いする事が増えてきています。しかし、この浅間温泉地区は、耳鼻咽喉科の先生がいらっしゃいませんでした。「この地域に耳鼻咽喉科のクリニックがあった方がいいよね」と友人などと話しておりましたが、その後、いくつかの縁に導かれ、自分が当地で開業することとなりました。

Q)患者さんに対して大事にしていることを教えてください。

小口様:患者さんは、体調が悪い状態で来ておられるので、「心が明るくなれる医院」を目指しています。患者さんに来院いただき、「嫌なにおいがする」とか「虫がいる」など、病院に行って不潔な感じをうけるのは、そこから病気をもらってきそうで嫌な気分になると思います。そのため快適な空間になるように、できるだけ院内を明るい雰囲気に保ち、空気もフィルターをかけて取り込む空気清浄機を利用してきれいにするなど、環境的に快適な空間になるように努めています。

子どもも安心して来院できるよう設置されたキッズスペース

スタッフも心がけて清掃してくれているので、開業してから5年近く経ってもきれいな状態を保っています。患者さんに安心して来ていただける医院となるよう努力しています。

一般の医院には、キッズスペースはなくてもいいとは思うのですが、耳鼻咽喉科は子供の患者さんが多い診療科でもあります。
大人の患者さんも、子供の患者さんも快適にお待ちいただけるように、キッズスペースを作らせていただきました。また自分が子供を連れて病院、医院に行った際に経験したことを基にするなどして、患者さんの動線や、こういうことが足りない、こういうものがあったらいいのになという点を具現化したのが、今の医院です。

Q)ホスピタリティについての取り組みを教えてください。

小口様:車いすの方でも楽に外から入って来ていただけるように、駐車場の段差を一部スロープにしています。木造だと基礎を上げないといけないのですが、そうするとスロープが急になってしまいます。ですので、鉄骨造として土台を低くし、バリアフリーにしています。また気密の高いドアにすると段差ができてしまうので、自動ドアにして段差がないようにしています。

バリアフリーの医院入口

自動ドアにすることで、車いすの患者さんにはバリアフリーで入りやすくなったのですが、虫にもバリアフリーになってしまいました。季節によって週に1度あるかないかですが、自動ドアの下の隙間からダンゴムシが侵入することがありました。

Q)バーテックのことを知った経緯を教えてください。

小口様:自動ドアのメーカーからは、虫の侵入対策の提案はありませんでした。自動ドア下のゴムが切れてきてしまい、下のゴムを替えるだけでも結構な費用がかかるといった状況と、風が強い日はすき間風が入ることがあるので、どうしようかなと思っていました。
「普通はこんなものですよ」と自動ドアを設置した業者さんから言われてしまうと、「仕方ないな」と思ってしまいます。半ばあきらめていたころ、ちょうど山岸さんとFacebookでつながっていて、「大学病院で、このようなもの(バーカット)を付けたのですよ」という投稿を見て、「こんなのがあるんだ」と驚いて、すぐにFacebookのメッセンジャーで「これ(バーカット)興味あるので、見積をお願い」と頼んでしまいました。こういうもの(バーカット)があるということ自体、私は全く知りませんでした。ですので、大変驚きました。

Q)山岸様とのご関係を教えてください。

小口様:Facbookでつながったきっかけは、私の大学時代の同期が大学病院で感染制御の仕事をしており、その同期と山岸さんが感染関係の仕事でつながっていました。その縁があって山岸さんとつながりました。(山岸様談「私も小口先生の患者でした。」)
仕事のためにトコジラミに刺されている人の写真を同期が紹介しており、「けったいな人おるなー」と感じ、そのことを山岸さんに話したら、「それ私です」と・・・。驚くことにその当人でした。山岸さんは、本当に駆除できたか確認のために、駆除した場所に自分で寝てみる方なのです。このように信頼のおける山岸さんが大学病院でのドア隙間対策事例を紹介されていたので、すぐに問い合わせ、バーカットの設置を決定しました。

Q)バーテックの営業担当者の対応はいかがでしたでしょうか?

山岸様:対応スピードも早く、最初に訪問頂いた時から、ドアの大きさを計測するだけでなく、私の考え方と、病院の求めるレベルを聞いた上で、何をどこに取り付ければ、その要望に答えることができるかを考え、完璧なご提案を頂きました。多くのメーカーさんは、我々のような業者には、パンフレットを送るだけであったり、商社さんが営業担当だったりします。そのため、メーカーさんが直接、すぐに対応してくれることがありません。しかし、病院・医院さんのように、すぐに何とかしないといけない場合も必ずあるので、バーテックのように、メーカーがすぐに対応してくれるのは非常に安心できます。

Q)バーテックのことを知った経緯を教えてください。

山岸様:以前は保健所、その後は害虫駆除会社に勤務していました。そのような仕事柄もあり、バーテックの製品のことは10数年前から知っていました。バーテック製品を取り付けたこともあります。スーパーのバックヤードのドアを見ると、バーテック製品がよく付いているのを知っていました。

Q)バーテック製品の導入効果を教えてください。

小口様:この時期(6月)や、春先の暖かくなるころは、虫が入ってきていましたが、バーカットを付けてからは虫の侵入はゼロです。
バーカットを取り付ける前は、週に1回あるかないかですが、ダンゴムシが侵入していました。患者さんとしても、医院の中に、ダンゴムシがチョロチョロ歩いていたら嫌だと思います。患者さんが嫌な思いをしないためにも、また院内衛生のためにも、バーカットの導入は効果がありました。また、バーカットを設置してから何もメンテナンスしていないのですが、メンテナンス面も非常に楽ですね。

バーカット取付前は、隙間があったが

バーカット取付後は、隙間がなくなった

Q)他社製品と比較されなかったのでしょうか?

小口様:信頼できる山岸さんの紹介なので、この時点で既にフィルターがかかっています。防虫素人の私が、効果判定するのは不可能です。できるのは費用判定程度です。防虫効果は自分では評価できないので、信頼する専門家が薦める製品であること、また大学病院で採用された実績もある製品であるため、採用を決断しました。確かにそれほど安価ではないと思いますが、適切な対策をしているという「安心感」をお金で買いました。ですので、バーテックを信頼し、すぐ設置を決めました。
バーテックのホームページを見たわけではなく、山岸さんのfacebookでの投稿を見て、「こういったことをしたい」とお話して、見積をお願いしました。実際、どういった形でくるかわかっていませんでした。ですので、後からバーテック、バーカットのことを知りました。
設置したのは2019年4月25日。入口の自動ドアと風除室の自動ドアの2つのドアに設置しました。設置工事は3時間程度です。
それ以降、虫は入ってこなくなりました。

Q)バーテックのブラシは、どこが魅力でしょうか?

山岸様:基本的に、虫やほこりは隙間がなければ入ってきません。薬剤を撒いて入ってこないように忌避するより、隙間をなくした方がコスト面もいいです。また病院や福祉関係に来られる方は、色々なアレルギーを抱えていたり、薬剤に弱い方や、少しの匂いを吸い込むだけで過敏に反応される方もいらっしゃいます。ですので病院や福祉関係では、殺虫剤をできるだけ減らす必要があります。人体に安全なものでも、匂いだけで具合が悪くなるような方もおりますので、使用する場合は細心の注意を払い薬剤を使用しています。特に病院などでは最少限かつピンポイントで、患者さんがいらっしゃらないときに使用しています。このような観点から、私は病院や福祉施設には、バーテックのブラシが有効と考えています。

Q)バーカットを取り付けての感想、患者さんの反応はいかがでしたでしょうか?

小口様:患者さんから、「自動ドアに、こういうの付けたのですね」といった反応があると思っていましたが、全くありませんでした。
バーカットを設置して、「目立つかな」と思ったのですが、患者さんは誰も気にしていないという状況です。逆に言うと患者さんの目に障る、気に障るということもなく、本当に影で支えてくれています。あまり目立たないけれども、虫をよけたり、風が吹き込むのを抑えたりなどの高い効果を発揮しています。

Q)バーテック製品は病院・医院のお役に立つでしょうか?

小口様:耳鼻咽喉科に限らず、自動ドアを設置してある医院は多いので、同じような問題を抱えていると思います。バーテック製品は、製薬会社のクリーンルームのドアに採用されていると聞きました。「高い清潔度を必要とする製薬会社のクリーンルーム」で使われているという実績があるので、機能的にも優れた物だと思っております。
また大学病院での採用実績があるため、効果は折り紙付きだと感じ、高価なものでなければ当院のような医院でも採用したいと考えました。バーカットは物理的な隙間をなくし、虫の侵入を防ぐ製品のため安心して使用ができます。虫の侵入にお困りの病院・医院は、設置を検討されるのがよいと思います。

Q)それでは最後に、小口耳鼻咽喉科医院の今後の展望を教えてください。

小口様:医療の世界は日進月歩で、常に進化、変化が発生します。
診療の目安となるガイドラインの更新前には当たり前だったことが、更新後には当たり前でなくなることがあります。医療の技術、知識自体もどんどん変わっていきます。ですので研鑚を続け、その時代に適応した耳鼻咽喉科でありたいと思います。診療技術、知識、検査機器なども含め、患者さんに当たり前に最新の医療を提供し、患者さんが笑顔で帰ってくれる医院であり続けたいと考えています。

お忙しい中、ありがとうございました。

取材日時 2019年6月
取材・執筆 カスタマワイズ

導入製品

小口耳鼻咽喉科医院 様

所在地:長野県松本市浅間温泉1-24-6
開業年月:2014年(平成26年)9月
Webサイト:http://www.oguchi-ent.jp/

小口院長は、2000年に信州大学医学部を卒業、2004年に信州大学大学院を卒業し、2007年から2009年には、ノルウェー王国オスロ大学研究員として、医学の研究に邁進しておられました。
現在は、日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医として、大学を卒業された松本市にて、地元に密着した、優しくて安心の医療を提供されています。
小口耳鼻咽喉科医院 様

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