導入事例

主食用米の精米加工や原材料としてのお米、米飯加工などの販売千田みずほ株式会社 様

千田みずほ株式会社

バーカットを取り付けたことで、外部からの虫の侵入が激減。
取り付けて1年経っても、ブラシの毛の変形がなく
バーテックの高い技術力を評価しています。

「お米の総合企業」として、「ごはん」となる主食用米の精米加工や、原材料としてのお米の提供、お弁当やおにぎりなどの米飯加工など、お客様の様々なニーズにお応えする千田みずほ株式会社。FSSC22000取得を始めとした食品安全・衛生管理強化のためドア隙間対策用ブラシ「バーカット」および高所清掃用具「高所マルチブラシ」を導入し、工場内の異物混入・衛生対策をされています。バーテック製品を導入した経緯、製品の評価、導入効果について、千田みずほ株式会社 品質管理室 加藤室長様、横浜工場 野島工場長様、販売推進部 太田様、品質管理室 金子様 千田みずほの衛生管理の協力会社であるイカリ消毒株式会社 竹内様に詳しく伺いました。(以下、敬称略)

所在地:神奈川県横浜市保土ヶ谷区峰岡町1丁目21番地
創業年月:大正8年(1919年)年7月
従業員数:370名(千田グループ全体)
Webサイト:http://www.gohansuki.com/

「日本の食文化を大切にしたいから」
千田みずほは、大正8年(1919年)の創業以来、100年にわたり「お客様の満足向上を計り、常に信頼される製品を提供することが、日本の食文化を大切にする」を経営理念とする「お米の総合企業」です。千田みずほを中核とする千田グループは、ごはん食のエキスパートとして、大量生産、大量販売、大量消費の時代から、「地球とやさしくつきあうリサイクル型消費の時代」に向かって努力しています。

精米倉庫の様子

精米倉庫の様子

千田みずほ株式会社について

Q)千田みずほ株式会社について教えてください。

A)千田みずほ 加藤様:大正8年(1919年)に創業し、今年創業100年を迎える「お米の総合企業」です。弊社グループは3つの工場を保有しています。横浜工場は人が食べる主食用の精米加工、新潟工場はお味噌・お煎餅・お酒・お餅などに使用する原材料としてのお米の製造を行っており、グループ会社の株式会社ジャンボリアはお弁当・おにぎりなどの米飯類を製造しています。

千田みずほブランドのお米

主食用の精米加工を行う横浜工場では、日本全国のお米を取り扱っており、2,700~2,800トン/月、約170種類のお米の生産を行っております。日本全体ではお米の需要が下がっておりますが、横浜工場の生産量は、おかげさまで年々増加しています。製造メンバー18名、品質管理メンバー4名で生産しております。新潟工場は、横浜工場の5、6倍の大きさで、お酒、味噌、おせんべいなどの原料用のお米の生産を主に行っています。米飯加工のジャンボリアは、約300人体制を敷き、1日の生産量が、お弁当15,000パック、お寿司20,000パック、おにぎり40,000個の規模で、1日5万人~8万人分の食を担っています。

当社生産の「ななつぼし」は、最終製品から原料まで、履歴がさかのぼれるような記録システムを判定する生産情報公表JAS認証を取得しております。そのひとつとして生産者の顔が見えるよう、QRコードや生産者の顔写真を付けております。誰がどこでどのように生産したのか、産地の情報を確認いただくことが可能です。

生産情報公表JAS認証取得
千田みずほのお米

FSSC22000取得の取り組みについて

Q)千田みずほでは、「お客様に安心して頂ける商品をお届けするために、入口と出口の品質管理を、様々な手法と計測機器を活用し行っています。」とのことですが、具体的にはどのようなことを行っているのでしょうか?

A)千田みずほ 加藤様:倉庫に入荷した段階で、玄米の品質チェックと受入可否のチェックを行います。受入のチェックは、玄米のデータだけではなく、試験用の精米機で精米し、白米の状態で問題無いかという点まで確認を行い、入荷判断しています。次に、入荷の許可が出たものだけ選別工程に進め、精米機にかける前に、選別工程のゴミから異物が無いか確認します。製品となったもののチェックも品質管理で行っており、OKの製品のみを出荷しています。このように入口から出口まで全ての工程において、品質管理室の方で品質確認を担っており、現場で何かあれば、すぐに駆けつける体制をとっています。また食品データを蓄積し、お客様に提出したり、社内で共有するなどして商品開発にも活かしています。

品質管理室 室長 加藤 寿昭 様

Q)千田みずほでは、「FSSC22000(食品安全)」を取得されておりますが、取得の背景(きっかけ)を教えてください。

A)千田みずほ 加藤様:当社では、環境面の管理体制強化のため、まずISO14000を取得しました。その後は、HACCP義務化の流れを汲み、精米HACCPを取得しました。しかし海外の取引先に対して精米HACCPだけでは不十分さを感じたこともあり、FSSC22000の取得にチャレンジすることにしました。海外展開を見据えてということだけではなく、FSSC22000を取得しないと取引が難しいというお客様が出てくる懸念もありました。お米は野菜にあたるのですが、現在のお米の管理は、加工食品と同等の品質管理レベルを要求されます。

FSSC22000取得活動は、2018年5月にスタートしました。ISO14000の更新時期ということもあり、品質管理室を中心に社内全体ボトムアップによりFSSC22000の取得を社長に上申しました。取得までは約1年の期間を費やしました。

FSSC22000を無事に取得

食品安全方針

Q)取得にあたり苦労された点を教えてください。

A)千田みずほ 野島様:工場ですので、ハード面では見た目で隙間があるということや、ブラシなどの清掃用具をどう使うかといった対策はわかりやすいですが、一番苦労したことはソフト面です。具体的には横浜工場の従業員22名をどのように「同じ目線」に合わせるかという点です。毎朝1時間のミーティング兼勉強会を実施していたのですが、20代から60代まで幅広い年齢層のメンバーを「同じ目線」に向けることに大変苦心しました。

来年2021年に、FSSC22000の更新審査があるので、現在でも毎朝のミーテイングで研鑽を積んでいます。

横浜工場 工場長 野島 繁人様

Q)工場を運営する上で大事にしていることは何でしょうか。

A)千田みずほ 野島様:品質管理の観点で、大切なことは「気づくこと」です。日常業務を行っていると「風景」になりやすいため、視野を広く持ち、気づいたことを改善につなげるようにしています。ただ歩くだけではなく、色々なところを見ながら歩き、気づいたことを上長に報告し、それを改善につなげていくといったサイクルを回しています。

具体的には、工場主体のリーダー会議が月に1回あり、そこでメンバーが改善活動を報告します。改善前と改善後の写真を取り、見える化した資料を自分で作成し、リーダーの前で発表します。会社では表彰制度を設け、3M賞(ムリ・ムラ・ムダを無くす)や5S賞(整理・整頓・清潔・清掃・躾け)の表彰を行い、従業員のモチベーションアップにつなげるとともにスパイラルアップする形の活動を行っています。

また毎月1回、第三水曜日に本社の営業や事務担当者も参加する、工場の全体清掃を行っています。全体清掃はイカリ消毒さんから指示をいただきながら実施しています。イカリ消毒さんには、毎月の点検で発生している問題点をまとめた内容を会議で報告いただいています。その日の午後に、報告内容に基づき、検査、対応を行っています。

本社では、全体清掃を楽しみにしている社員もおり、真っ黒になって清掃される方もいます。本社の方とは、電話で話はして名前は知っているが、顔がわからないという人もおります。しかし、全体清掃を実施することで、顔がわかるだけでなくコミュニケーションもよくなりました。自分の業務がどこに活きているか理解できるようになったという評価をいただいています。

FSSC22000認定証

なお、毎週月曜日の全体朝礼では、当社の「食品安全方針」を暗記し、指名された者が読み上げることを実施しています。前日は、「自分が指名されるかもしれない」と思い、かなりドキドキしています。

Q)FSSC22000を取得した効果はいかがでしょうか?

A)千田みずほ 太田様:FSSC22000を取得に伴い、当社に対するお客様の評価が高まりました。FSSC22000をご存じでないお客様もいらっしゃるのですが、ご説明すると、今まで以上に「安心できる」、「信頼が高まった」という声をいただきます。また年に1回、当社の工場監査を行われるお客様がいらっしゃるのですが、FSSC22000取得により監査が免除となりました。また当社のお客様である老人ホームを運営している大手企業様からも、高い評価をいただきました。

販売推進部 太田 佑紀 様

防虫のプロも認めるバーテック

Q)バーテックのことを知った経緯を教えてください。

A)千田みずほ 加藤様:イカリ消毒さんからの紹介となります。イカリ消毒さんには毎月の防虫点検を依頼しており、外部から侵入する虫へ侵入防止などの改善対策を提案いただいております。侵入防止対策の中で、バーテックさんを紹介いただきました。

A)イカリ消毒 竹内様:バーテック製品を長年利用されているお客様の評判がよいので、バーテックを紹介しました。

Q)バーテックの営業担当者の対応はいかがでしたでしょうか?

A)イカリ消毒 竹内様:営業の中川さんには、2018年11月に工場の隙間診断を実施いただきました。診断結果レポートは、通常、当社にて加工したり、撮影してお客様にお渡しするのですが、バーテックの診断結果レポートは大変わかりやすく、お客様にそのままお渡しできる内容でした。

イカリ消毒株式会社 竹内 浩二 様

A)千田みずほ 加藤様:多数の工場を診断し、知見のあるバーテックが作成した診断結果レポートは、当社に対して大変説得力に富む内容でした。 中川さんは、最初お会いした際は「今どきの若者」のように見受けましたが、実際にお話してみると、腰が低く、人柄もよく、当社の目線と合う人物でした。そのためか、当社とイカリ消毒さんと中川さんと打ち合わせをすると、いつも長い時間話し込んでしまいます。中川さんは、レスポンスも早く、提案内容も的確なので、当社としても大変助かっています。

知らずに利用していたバーテック製品

Q)バーテック製品の導入に至った経緯を教えてください。

A)千田みずほ 加藤様:実は前任者が外扉下の隙間対策として、一部バーテック製品(ブラシ)を利用していました。他社のブラシも利用していたのですが、他社製品は経年劣化で毛が抜けたり、紫外線を受け、ボロボロの状態でした。一方でバーテック製ブラシは、劣化が少なく耐久性に優れたものでした。このようにバーテック製品の品質がよいことから、他社と比較することもなく購入を決断しました。

劣化した他社製ブラシ

耐久性の高いバーカット

Q)バーテック製品を導入される前の状況を教えてください。

A)千田みずほ 加藤様:他社の資材倉庫が隣接しているため、工場側面の鉄扉の下から、虫が入ってくる状況でした。また工場の裏に川があるため、そちらからも虫が侵入しやすい状況でした。防虫対策として、「バーカット」を設置しました。

またもう一点、工場には高所配管があり、配管の清掃が大変でした。脚立を設置して登り、ほうきやエアーで掃除していたのですが、配管の場所ごとに脚立を設置して登って掃除の繰り返しで時間がかかっていました。また背の高い者が担当するという制約がありました。バーテックからは「高所マルチブラシ」を紹介いただき、高所配管の清掃効率化につながると考え、購入を決断しました。

鉄扉の側面もしっかりと防虫対策

高所配管も楽に清掃

Q)バーテック製品の導入効果を教えてください。

A)千田みずほ 野島様:バーカットを取り付けたことで、外部からの虫の侵入が激減しました。また驚いたのは、取り付け前は隙間から太陽光が入っていたのですが、バーカット取り付け後は光が入らなくなり、隙間が無くなったことを実感しました。また取り付けて1年経ちますが、ブラシの毛が変形しないことも驚きです。バーテックの高い技術力を評価しています。

高所マルチブラシは、脚立を設置して登る作業が無くなった点と、身長160cmの人でも高所配管の清掃が可能なため、清掃効率が大幅に向上しました。

Q)現場の反応はいかがでしょうか?

A)千田みずほ 太田様:お客様の工場監査の際、営業担当者と一緒に回るのですが、お客様には良い印象をいただいています。ブラシ取り付け前はドアの隙間をお客様に指摘されたのですが、取り付け後は監査最中の話題にも上がらなくなりました。

耐久性・コストパフォーマンス・使い勝手に優れたバーテック製品

Q)バーテック製品は、具体的にはどういった部分が良かったでしょうか?

A)千田みずほ 加藤様:バーカットおよび高所マルチブラシの良かった点は、下記となります。

  • 【バーカット】
  • ・高耐久性・高コストパフォーマンス
    前任者が以前に取り付けたバーカットも、1年前に取り付けたバーカットも劣化がほぼ無く、耐久性に優れている点です。そのため、「次はいつ取り替えるのだろう?」と思うくらいコストパフォーマンスも優れています。
  • ・メンテナンスフリーでも高い防虫効果
    バーカット取り付け後、1年経ちますが、特にメンテナンスしていません。それでも虫の侵入がほとんど見られないので、高い防虫効果を発揮する製品です。
  • 【高所マルチブラシ】
  • ・高所の清掃効率が大幅に向上
    ブラシの毛腰が柔らかく、細かい埃など粉っぽい汚れが容易に取れます。また、ブラシが大きいので、広範囲の汚れが取れ、清掃効率が大幅に向上します。

Q)今後、他のバーテック製品のご利用も考えていらっしゃいますか?

A)千田みずほ 野島様:実は、バーテックの衛生管理ほうきを3本、工場の製造エリアで使用しておりますが、他社さんのほうきも2本あります。担当者は、使いやすいほうきを選ぶので、みんなバーテックのほうきを選ぶ状況です。バーテックのほうきは、手に握るときのフィット感やコンパクトで軽い点が優れています。他社のほうきは重くて片手で掃けないのですが、バーテックのほうきは軽くて片手で持て、楽に清掃ができます。また、ほうきがソフトタイプとハードタイプがあり、アンカー周りに付着している、固まったお米はハードタイプにて、細かいゴミは、ソフトタイプで一発で取れるので、箇所に応じて重宝しております。ですので、次買い換える際は、間違いなくバーテック製品にする予定です。

片手で効率よく清掃可能な「衛生管理ほうき」

今後のバーテックへの期待

Q)防虫・清掃用具の選定でお悩みの方へ、先輩企業としてのアドバイスをいただけないでしょうか。

A)千田みずほ 野島様:品質管理部門の観点としては、どのような業種であろうと、自社と目指す方向が一緒の協力企業でないと、良い製品や高額の製品を使ってもうまくいかないと考えます。どうやって一緒の目線になれるか、ハード面も大切ですが、ソフト面も大切です。

工場の観点では、いきなり防虫・清掃用具といった製品の売り込みをされると、少し引いてしまいます。バーテックは、製品の売り込みからではなく、食品工場スマイルプロジェクトから入り、当社の課題を的確に把握した上で、必要な製品の提案をして頂けます。私はそのバーテックのプロセスを評価しています。

関係者が同じ目線で打ち合わせ

このように工場・品質管理の現場と同じ目線に立てる企業なので、防虫・清掃用具でお悩みの方は、バーテックに相談されるとよいと思います。

Q)それでは最後に、千田みずほの今後の展望とバーテックに期待することを教えてください。

A)千田みずほ 加藤様:品質・衛生管理面では、FSSC22000を取得したこともあり、会社として食品安全の意識も変わりました。イカリ消毒さんや他から得た衛生管理情報を社内に入れても、これまでと反応が変わりました。具体的には、いいものはしっかり取り入れたいという意欲が高まった点です。この勢いを止めずに、今まで以上に衛生の意識を高めていきたいと考えています。

営業面では、安心・安全の提供はもちろんのこと、FSSC22000取得をきっかけに、多くのお客様とつながっていきたいと考えています。

工場運営面では、生産ラインや工程関係のPDCAについて、今まで以上の善循環を目指しています。日々の問題を解决するだけではなく、解決した後の改善について深く追求し、継続する意識を一段と高めていきます。

その実現のために、バーテックとは当社のよきパートナーとして、長くお付き合いできればと期待しています。

お忙しい中、ありがとうございました。

取材日時 2019年9月
取材・執筆 カスタマワイズ

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