製品情報

パワーブラシの概要

高い水準をクリア!品揃え豊富で、あらゆる作業に貢献

パワーブラシのタイプ

ホイルブラシ

形状は円形で厚み(幅)が50mmを超えないのが一般的です。標準的なホイルブラシは外径が50~305mmです。植毛材料について、金属ではスチールワイヤー、ステンレスワイヤー、真鍮などがあり天然繊維としてはタンピコや馬毛などがあります。また、合成繊維としてはナイロン、ナイロックス(砥粒入りナイロン)、ポリプロピレンなどがあります。ホイルブラシに使用されるワイヤーの基本的な形状は伸縮自在のクリンプワイヤー(波線)と、ブラシのインパクトをより強くするため、ストレートワイヤーを使用したノット型(ヒネリ)タイプの2種類があります。

カップブラシ

3つのタイプがあります。外径10~25mmの軸付きミニチュアタイプ、軽作業で外径75~125mmのクリンプワイヤータイプ、重作業で外径70mmのノット型(ヒネリ)タイプがあります。これらのブラシは通常、ディスクグラインダーに取り付けて使用されます。

エンドブラシ

スペースの限られる個所で使用できる底磨き・コーナー用ブラシで、ポータブルのグラインダーに取り付けて使用されます。

ミニチュアブラシ

小型部品、宝石、歯科技工作業などの仕上げに使用されます。エンド、ホイル、カップの各ブラシのミニチュア版です。寸法は直径5~25mm、軸径2.4~3.0mmがあります。植毛材料は馬毛、羊毛、ステンレスワイヤー、真鍮などがあります。

コンデンサブラシ

円筒内やネジ穴をクリーニングしたり、仕上げをするために、ポータブルの電動工具または、エアー工具に取り付けて使用されます。ステンレスワイヤーや砥粒入ナイロンをスパイラル状にしたもので外径は1~25mmです。

パワーブラシの植毛材料

金 属

スチールワイヤー(SW)

高張力の、熱処理された鋼線で摩耗に強く、高い切削能力をもちます。スチールワイヤーはバネに使われているものと同じ高品質のもので作られています。直径は0.08以上です。

ステンレスワイヤー(SUS)

ブラッシング後にカーボンが付着したり、錆びあとがでてはならない製品の加工に最適です。アルミ、合金、チタン、ステンレス素材に使用されます。最近では、原子力、航空機、エレクトロニクス、化学、造船、宇宙ロケット関連等において、特にステンレスワイヤーブラシの需要が高まっています。

真鍮メッキスチールワイヤー線(C)

硬鋼線に真鍮メッキを施した線材。
外観は金色。弾力が有り、折れ難い。

真鍮線(BW)

銅と亜鉛の合金で黄銅鋼とも呼ばれています。硬鋼線やステンレス線に比べ腰が柔らかくあたりがソフトなため、合金製品の研磨仕上げや木工製品の木目出しなどに利用されます。

ワイヤーの形状

クリンプワイヤー波線タイプ

波線タイプのワイヤーは長時間連続してのブラッシングができ、きめ細かいブラシ仕上げが可能です。

ストレートワイヤー直線タイプ

ノット型(ヒネリ)のブラシに使用され、インパクト効果を高めて切削性の強いタイプとして使用されます。

非金属

植物繊維

タンピコ(パキン)・パーム・その他、植物繊維は、微少バリ取り、仕上げ、クリーニングなどに使用されます。

獣毛

馬毛・山羊毛・豚毛などがありミニチュアブラシとして特殊な用途に使われます。
(例)歯科技工業の中間仕上げ、宝石加工や精密金属加工の研磨仕上げ。

ナイロックスフィラメント

酸化アルミニウム(AO)やシリコンカーバイド(SC)を含浸させた合成繊維で、バリ取りや特殊な表面仕上げに適します。

※ブラシ材料の選定は、基本的には、ワークと同じ材質のブラシ材料を選んで下さい。(ステンレスにはステンレスを。真鍮には真鍮を。)詳しくは弊社にご相談ください。

パワーブラシの特長

長寿命

パワーブラシは長時間の激しい使用に十分耐えうる構造となっております。

製品母材を痛めない

パワーブラシは砥石やベルト研磨材のような研削材ではないので、製品自体を痛めません。また設備や装置を破損させる研磨ダストの発生もほとんどありません。

ハンマー効果

パワーブラシはその無数のブラシフィラメントが製品に当たる瞬間に生み出されるハンマー効果により、溶接部分など、金属表面を強化できます。また、製品の表面に付着する汚れを除去する弾性工具です。

ショットピーニング効果

ショットピーニングとは、航空機やレーシングカーの特に圧力がかかる部分の寿命を延ばすために用いられる方法です。パワーブラシが回転してブラシフィラメントが製品に当たることにより「圧縮応力」が付加されるのです。

下記研磨材の代わりにパワーブラシをご使用ください

●研削ベルト ●サンドブラスト ●スチールウール ●バフ ●ナイロンタワシ ●ヤスリ

●ファイバーディスク ●オフセット砥石(研削砥石) ●ペーパーホイル

パワーブラシのクリーニング作業での効果

パワーブラシは酸化物、錆、汚れ等の表面クリーニングを行い、滑らかな表面にします。パワーブラシは、塗布研磨材が行う様な「削る作業」は構造上の特性から、あまり得意ではありません。従って所定の寸法に仕上げるための工具ではありません。

パワーブラシの製品の能力範囲

研磨作業を包括する表面処理剤として各方面から大きな期待をよせられるパワーブラシ製品も決して万能ではありません。当社の多種多様の製品がもつ能力範囲を従来品と対比しました。年々新製品が開発され、この能力範囲も左右に広がっていることは言うまでもありません。

パワーブラシの規格表示

●D=外径
●HD=穴径
●NH=毛丈
●T=厚み、F=フランジ厚
●SD=軸径

※商品特性上寸法にバラつきがあります。

パワーブラシの作業要項

ブラッシング速度

カタログなどに表示されている許容範囲内の最高使用回転数(最高速度)で、かつ最少圧力でのブラッシングが最も効率的でブラシ寿命も長く維持できます。

ブラッシング圧力

①ワイヤーブラシの先端で作業することが最も効果的です。ワイヤーの先端だけが加工物に接触する状態で最少の圧力でブラッシング作業を行ってください。

②過大な圧力で作業をするとワイヤーの摩耗が著しく進みブラシ寿命が短くなります。また破損することもあり危険です。

③できるだけ多くのブラシ先端表面が被加工物と全面に均一接触するようにセットしてください。ブラシフィラメントの側面や、ブラシ端のみの使用はバランスを悪くしブラシの寿命を短くします。

④より強い研磨や研削が必要な時には、線径を太くするか、異なったタイプのブラシを選んでください。(例えばクリンプワイヤータイプの代わりに、ノット型(ヒネリ)に変更するか、回転数を増加させてください。)

弾力性

毛丈の長いブラシは弾力性があり凹凸のある表面になじみます。
毛丈の短いブラシは作業性が早く、重研削に適します。

工具とブラシ

①最小のコストで最大効率の加工を行うためには、工具に許容される最大径のブラシを使用してください。(工具とブラシの間には必ず若干のすき間は必要です。)

②工具のモーターを始動させる前にブラシやガードが確実に取りつけられているかを確認し、そのうえで使用してください。

③工具の馬力が小さくなればなるほど、使用するブラシの外径も小さいものをご使用ください。

馬力

使用されるパワーブラシに適した馬力を選択する要因は下記の通りです。

 ①ブラシの速度(←回転速度)
 ②加工に必要とされるブラッシング圧力
 ③被加工物とブラシ間の抵抗

下表はパワーブラシの厚み1インチあたりのブラッシングに必要な馬力数を求める表です。
(1インチ=25.4mm)

ブラシの直径 モーター馬力数 最高使用回転数
102mm 1/4H.P 3,450R.P.M
152mm 1/2H.P 3,450R.P.M
203mm 3/4H.P 3,450R.P.M
254mm 1H.P 1,750R.P.M
305mm 1H.P 1,750R.P.M
381mm 11/2H.P 1,750R.P.M

作業をより効果的に行うためのブラッシング調整法

ブラッシングの結果 調整方法
加工が速すぎる場合 ●毛丈の長さを長くする
●ワイヤーの線径を細くする
●植毛密度を下げる
●ブラシ外径の小さいものにする
●ブラシ回転数を下げる
加工が遅すぎる場合 ●毛丈の長さを短くする
●ワイヤーの線径を太くする
●植毛密度を上げる
●ブラシ外径の大きいものにする
●ブラシ回転数を上げる
より滑らかな仕上がりが
要求される場合
●ブラシの回転数を上げる
●毛丈の長さを短くする
●ワイヤーの線径を細くする
●植毛密度を上げる
●金属線材の代わりに、タンピコや
 ナイロックスホイルを使用する
不均一になる場合 ●毛丈の長さを長くする
●植毛密度を下げる
●ブラッシング保持具を使用する
バリを除去せず周辺を
たたいてしまう場合
●毛丈の長さを短くする
●植毛密度を上げる
●被加工物がやわらかい場合、タンピコや
 ナイロックスホイルを使用する
ブラシの寿命が短い場合 ●毛丈の長さを長くする
●ワイヤーの線径を細くする

パワーブラシの周速度(m/分)

周速=ワイラーパワーブラシ一本の線材が一分間に動いた距離
回転数=ワイラーパワーブラシの装着した軸が一分間に回転する回数

周速と回転数の関係は次の通りです。

回転数(R.P.M)=

周速(m/min.)
3.14×直径(m)

R.P.M 外径(インチ)
2” 3” 4” 6” 8” 10” 12” 15”
1,000 160 240 320 480 640 800 960 1,200
1,500 240 360 480 720 960 1,200 1,440 1,800
1,750 280 430 565 840 1,115 1,390 1,680 2,075
2,500 395 595 800 1,200 1,600 2,000 2,395 2,995
3,000 480 715 955 1,440 1,915 2,395 2,875 3,590
3,450 550 825 1,100 1,650 2,200 2,745 3,355 4,115
4,000 640 960 1,275 1,915 2,555 3,195 - -
6,000 955 1,435 1,915 2,875 - - - -
10,000 1,600 2,395 3,200 - - - - -
15,000 2,395 3,590 4,800 - - - - -
20,000 3,185 4,785 6,385 - - - - -
■作業別標準周速表
作業内容 周速度 m/分
バリ除去 1,680~2,300
スケール除去 2,300~3,050
溶接前後クリーニング 2,200~2,850
エッジブレンディング 1,450~2,300
クリーニング(軟式) 1,220~1,680
クリーニング(硬式) 600~1,200
表面研磨仕上げ 1,950~2,450
表面パフ仕上げ 2,450~3,050
■フート・ポンド法とメートル法相寸法
ブラシ直径 ブラシ厚み 穴 径
インチ ミリメータ インチ ミリメータ インチ ミリメータ
2”
3”
4”
6”
7”
8”
10”
12”
14”
15”
16”
 
51mm
76mm
102mm
152mm
178mm
203mm
254mm
305mm
356mm
381mm
406mm
 
1/8”
1/4”
3/8”
1/2”
2/3”
3/4”
4/5”
1”
11/8”
11/4”
11/2”
2”
3mm
6mm
10mm
13mm
16mm
19mm
22mm
25mm
29mm
32mm
38mm
51mm
1/4”
2/5”
1/2”
2/3”
3/4”
7/8”
1”
11/5”
11/4”
11/2”
13/4”
2”
6.4mm
9.5mm
12.7mm
15.9mm
19mm
22.2mm
25.4mm
28.5mm
31.8mm
38.1mm
44.5mm
50.8mm

※長さの相当単位/インチ=25.4mm

3種のパワーブラシ、ワイラー、ビーレックス、ダイナミックの違いについて

●耐久性について

パワーブラシの耐久性については、ワイラー、ビーレックス、ダイナミックの順となります。ただし、ダイナミックブランドのパワーブラシでも、一般に流通するパワーブラシと同等以上の耐久性があります。用途によって、重研削を連続して行う場合や、日常的に高い頻度で使われる場合などは耐久性の高いパワーブラシをお選びいただくほうが、コスト・時間の両面で有効です。

※左のグラフは視覚的にわかりやすくお伝えするための指標として掲載しています。数値データの比較ではありませんのでご了承ください。

●価格について

価格については、ワイラー、ビーレックス、ダイナミックの順で単価は高くなります。コストは年間などの長い期間でご検討いただき、ブラシの寿命や使い勝手などの要素を含めたいわゆるコストパフォーマンスでお選びください。

※左のグラフは視覚的にわかりやすくお伝えするための指標として掲載しています。数値データの比較ではありませんのでご了承ください。

商品選択のご相談を承ります

当社では、お客様にとって最大のコストパフォーマンスとなるブラシのご選択をお手伝いさせていただきます。今までの経験とノウハウにより最適なブラシをご提案させていただき、長くご愛顧いただきたいと考えております。膨大な数に上る、当社の経験をぜひ貴社のお仕事にお役立てください。

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