導入事例

アルミニウム圧延メーカー株式会社UACJ 福井製造所 様①

導入製品

  • シャッターブラシ・クローイ
UACJ 福井製造所①

「虫クレームゼロ」を達成するためには、
建屋内に虫を入れないことが重要ポイントです。
そのためにはシャッターブラシはなくてはならないものです。

株式会社UACJ 福井製造所 前 品質保証部長(現 取締役技術部長)渡辺幸博氏(左)、品質保証部 品質保証課長 藤川聖一郎氏(中)、弊社松山(右)

【ご案内】
古河スカイ株式会社は、2013年10月1日に住友軽金属工業株式会社との経営統合により
商号を変更致しました。
記事の内容は、取材当時(2008年3月)の内容となっております。

古河スカイ株式会社は国内の飲料用アルミ缶の原料である缶材コイルの約30%を製造するアルミニウムメーカーです。出荷するアルミ製品に虫が混入しないように細心の注意をはらい対策を施しています。福井工場 前品質保証部長(現取締役技術部長) 渡辺幸博氏、品質保証部 品質保証課 課長 藤川聖一郎氏に福井工場における防虫対策の取り組みと効果についてお聞きしました。(右は弊社営業部 松山)

所在地:福井県坂井市三国町黒目21-1番地
Webサイト:http://www.uacj.co.jp/

古河スカイ株式会社の業態

Q)古河スカイ株式会社の業態についてお聞かせください。

A)古河スカイ株式会社(以下古河スカイ)は、幅広い分野のアルミ製品を製造しているアルミニウム総合メーカーです。ジュースやビールなどの飲料缶の製造では国内シェアトップの約30%を占めています。またLNGタンク材など厚板全体では55%のシェアを持っています。

福井工場では、缶材、箔地、印刷版などの帯板製品及び航空機材、ロケット部材、LNGタンク材など厚板製品をアルミニウム圧延素材として製造しています。
国内5工場、海外3工場を有し、総生産量45万トン/年のうち福井工場で約半量の24万トン/年を生産しています。福井工場では、世界最大級の熱間圧延機を持ち、幅4000ミリの厚板を製造できます。

古河スカイのアルミは幅広く使われています。

品質保証部の概要

Q)古河スカイ株式会社における品質保証部の取り組みについてお聞かせください。

A)古河スカイの品質保証部の人員は54名で、3つの課からなっています。

第一製品グループ

缶材担当。お客様へ提案する製品の企画やコストの検討、納期の検討、環境への配慮、それらを満たす最適な工程の設計と実際の製作および品質の検討。

第二製品グループ

缶材以外担当。上記に同じ。

品質保証課

製品グループが設計して製造した製品が 設計通りになっているかを検査する。

新規開発から不具合の改善までのすべてを品質保証部が担当しております。

品質保証の中でも最重要課題は防虫対策である

Q)品質保証にとって、製品への虫の混入を防ぐことが重要であるということですが、なぜ重要なのですか?

A)虫が製品に混入してしまうと、お客様のところで加工する際に問題があります。たとえば、飲料缶メーカー様に納入した製品に虫が混入していると、飲料缶に虫が付いていることで消費者の方に不快な思いをさせてしまい、大きな問題となります。チョコレートなどお菓子を包んでいるアルミ箔にも同じことが言えます。

品質を保証する立場から、製品に傷や埃などはもちろんのこと、虫が混入しないように会社一丸となって日々努力しています。日常的には以下の活動をしています。

①屋外での防虫剤散布
②仕上ラインでは、設備全体をカバーで囲み陽圧にして外部からの虫の侵入を防止する。
③コイル製品はコイルに巻き取る際に傷欠陥検査機で確認する。
④製品搬出のためのトラック入り口や屋外へ通じるドアには前室を設けて、前室にて虫をシャットアウトする。

しかし、前室外側のトラック出入り口のスチールシャッターは、閉まっているときでも密閉性の確保が難しく、隙間から小さな虫が進入していることが防虫コンサルタントの指摘からわかりました。そこで、2005年に大掛かりな防虫対策を行いました。

2005年に行った大掛かりな防虫対策

Q)2005年に行われた大掛かりな防虫対策とはどのようなものでしょうか?

A)

目的 対策
建屋入り口が開いている時間の短縮 前室建屋側のシャッターをビニール製にかえて軽量化し開閉スピードを速めた
シャッター開口時の虫の進入防止 前室シャッターの外側でジャンボファンを廻して風を送り、虫が入らないようにした
シャッター閉鎖時の隙間からの虫の進入防止 前室外側のスチール製のシャッターの上下左右の隙間をブラシで塞いだ

バーテックの製品をどう活用しているか

Q)古河スカイでは、製品をどのように活用しているのでしょうか?

A)バーテックのシャッターブラシを防虫対策に活用しています。というのは、スチールシャッターの上下左右の隙間から小さな虫が入ってくるので、ブラシで隙間をふさいで虫の混入を防いでいます。
当工場で生産しているアルミ製品は、飲料缶やアルミ箔など食品関係に使用される製品が70%を占めています。衛生上の点から出荷製品に虫が侵入することは許されません。
そのため、いかに虫を工場建屋内に入れないようにするかが大きなポイントとなります。

「出入り口で入れないことが防虫のポイントになります」と藤川氏。

防虫・誇り除けのためにブラシでシャッターの隙間をふさいだ全景(左)、ブラシ部分(中央・右)

シャッターブラシをどこで知ったか

Q)シャッターブラシを知ったきっかけと導入の経緯についてお聞かせください。

A)2002年頃防虫の交流会でシャッターの隙間をふさぐシャッターブラシのことを聞きました。それで建屋の一部に導入したのが最初です。

その後、取引のある防虫業者の方からバーテックのことを教えてもらって導入しました。

Q)防虫の交流会とはどんなものですか?

A)同業他社の皆さんと互いの取り組みを出し合って、レベルアップしていこうという防虫の勉強会です。

防虫対策の効果について

Q)多面的な防虫対策を施されておられますが、効果についてはどうでしょうか?

A)総合的な対策により虫クレームは5分の1に減少しました。複数の対策を同時に行ったためにブラシ単体の効果ということでは、評価はできませんが、防虫への期待ももちろんですが、砂埃が建屋内に入ってきにくくなり、清掃の回数が減ったとういう事実があります。シャッターの近くは梱包場なので、梱包するときに砂埃が入るのは困ります。そういう効果もあることから、隙間をふさぐ効果はかなりあるとシャッターブラシを取り付けてみてわかりました。

「防虫には終わりがありません」と渡辺氏。

今後、バーテックに期待すること

Q)バーテックへの今後の期待があればお聞かせください。

A)前述しましたように、古河スカイでは「虫クレームゼロ」を目標に日々さまざまな取り組みをしています。よりよい製品を提供するためにすることはいくらでもあります。

今後とも品質保証のためにご協力よろしくお願いします。

お忙しい中、ありがとうございました。

取材日時 2008年3月
取材・執筆 カスタマワイズ

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