導入事例

雷おこし、人形焼その他一般菓子類製造・販売株式会社常盤堂雷おこし本舗 様

常盤堂雷おこし本舗

比較検討しようと最初は他社製のブラシも同時に購入。
今では工場内のいたるところで目にするのは
バーテックのブラシになっています。

株式会社常盤堂雷おこし本舗 取締役製造部長 穂刈繁幸氏

東京・浅草を代表する銘菓を製造する株式会社常盤堂雷おこし本舗の大宮工場では、複数種のバーテックのブラシを使用している。バーテックのブラシを採用するきっかけは何だったのか。またなぜ複数種を採用することになったのか。その理由や過程を詳しく聞いた。

所在地:東京都台東区浅草3-6-1
創業:江戸時代末期 約250年前
代表取締役社長:穂刈 久米一
Webサイト:http://tokiwado.tokyo/

外観写真

株式会社常盤堂雷おこし本舗の主な業態

Q)株式会社常盤堂雷おこし本舗の主な業態を教えてください。

A)常盤堂雷おこし本舗は、東京を代表する銘菓として良く知られた雷おこしや人形焼きを始めとした米菓、和生菓子、その他一般菓子類の製造・販売をしています。雷おこしという名称は、浅草の雷門に由来します。「家を起こす」「名を起こす」との縁起も手伝って、今では人形焼きと並んで浅草土産としてとても喜ばれています。東京浅草に本社を構え、創業は今年で約254年ほどになります。

さいたま市にある大宮工場では、当社で販売するほとんどすべての菓子類の原料から製品までを文字通り一貫して製造しています。例えばおこしは、米粉や小麦粉などの原料を蒸練、圧延、切断・乾燥する生種の製造から、缶や函、袋詰めの包装までのすべての工程を、ここ大宮工場で行っています。

常盤堂雷おこし本舗・大宮工場で使用しているバーテックのブラシ

Q)常盤堂雷おこし本舗・大宮工場で使用しているバーテックのブラシを教えてください。

A)現在使用しているバーテックのブラシは以下の製品です。

ほうき柄付きセット、ステンレス柄付セット
バーキュート(Burr Cute)衛生管理用シリーズ(※)

工場内の清掃に使用しています。当初は柄付きセットを使用していましたが、このステンレス柄が発売になってからは主にこちらを使用しています。

※現在はすべてのほうきをステンレス柄仕様に統一しております。

ネイルブラシ
バーキュート(Burr Cute)衛生管理用シリーズ

工場内に入る際の手指・爪の洗浄に使用しています。

短柄ハンドブラシ、 ボードブラシ
バーキュート(Burr Cute)衛生管理用シリーズ

工場内の用具の洗浄に使用しています。

ボールペンJ800(※)
バーキンタ(BURR-KINTA)シリーズ

まだ全従業員が使っているわけではありませんが、工場内では金属探知機で検出できる素材を使ったバーキンタシリーズのボールペンを使用しています。

※製造終了品。後継品「バーキンタボールペンJ802」

ダストパン(塵取り)
バーキンタ(BURR-KINTA)シリーズ

おこしを製造する過程で出る、欠けたおこしを取り去る際に使用しています。

バーキュート衛生管理用ほうき。
右は柄がステンレス。

大手メーカーの食中毒事件をきっかけに高まった危機意識

Q)バーテックのブラシを検討したきっかけは何でしょうか。

A)工場内のブラシを見直し、バーテックのブラシを検討することになったきっかけは2000年におきた大手飲料メーカーの食中毒事件です。

常盤堂雷おこし本舗では、それまでに問題やクレームがあったわけではありませんが、この食中毒事件をきっかけに危機意識が高まりました。もし当社が何か問題をおこせば、菓子業界だけでなく、日本国内はもとより海外からの観光客も多い東京・浅草にも影響が及ぶでしょう。
そこで原料から製品までを一貫して製造している工場内の衛生面を徹底的に見直しました。その際に用具についても検討をしたのです。それまでは一般のブラシを使っていました。製品出荷の際には細心の注意を払っていましたから大きな問題は起きていませんでしたが、もっと衛生管理に適した用具があるのではないかと検討しました。

「大手メーカーの食中毒事件をきっかけに工場内の衛生を徹底的に見直しました」と穂刈氏。

Q)バーテックのブラシを知った経緯を教えてください。

A)バーテックを知ったのは展示会です。衛生管理に適した用具と一口に言っても、どのような製品があるのか、どのような利点があるのかを一から検討し始めた当社にとって、実際に製品に触れて話も聞ける展示会に足を運ぶのは最適でした。

従来使用していた製品とバーテック製品の違い

Q)バーテックのブラシを購入前に他社製品と比較検討しましたか。

A)購入前にバーテック製品と他社製品を比較検討はしませんでした。少しでも早くに導入しようとの理由から、バーテック製品だけではなく、複数社の製品を同時に購入し、並行して使い始めました。ブラシは消耗品でもありますから、使ってみて良いものが必然的にリピートされていくだろうと考えました。

Q)最初に導入されたブラシは何ですか。

A)「バーキュート(Burr Cute)衛生管理用ほうき 柄付きセット」です。工場内の清掃用に購入しました。ほうきはバーテックのものだけでなく、同じような他社製品も購入しました。

Q)バーテックのほうきはそれまで使用していた通常のほうきと比べていかがでしたか。

A)バーテックのほうきはそれまで工場内で使用していたほうきに比べると、ブラシ部分の耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性共に非常に優れていました。ほうきを変えてから現場からのクレームはほとんどなくなりました。同時に必然的に耐久性にも優れていることになり、長い目で見るとコストも下げることが出来たのではないかと思っています。

要望を聞き入れ、新製品開発につなげたバーテック

Q)バーテックのほうきは他社製品と比べていかがでしたか。

A)正直言って、他社製品もバーテック製品に比べて大きく劣ってはありませんでした。ブラシ部分については概ね満足いくものでした。ただ、バーテックと他社の大きな違いは、会社の対応にありました。

Q)バーテックと他社の対応の違いとは何ですか。

A)「バーキュート(Burr Cute)衛生管理用ほうき 柄付きセット」にしろ、他社のほうきにしろ、ブラシ部分は問題なかったのですが、柄の部分に問題がありました。柄は樹脂被覆されているのですが、この樹脂が熱や薬品なのかに弱いのか、はがれてしまうという現象が起こったのです。ブラシの毛よりも柄の樹脂が問題になるとは盲点でした。早速FAX等で問題点を指摘しました。

バーテックは当社から申し出た問題点を取り上げ、最終的には柄の部分がステンレスの衛生管理用ほうきを発売してくれることになりました。こちらの要望を取り入れて製品開発までするという対応をしてくれたのはバーテックだけでした。

工場内の清掃で使用されるバーキュート衛生管理用ほうき。柄がステンレスに改良された。

対応の良さとブラシへの満足感から次々にバーテック製品を採用

Q)衛生管理用ほうき以外のバーテック製品の購入にいたったきっかけと経緯を教えてください。

A)バーキュート(Burr Cute)衛生管理用ほうきの柄の部分に対応していただいたのがきっかけで、他の製品も徐々にバーテックの製品に変えていく事になりました。やはりこちらの要望を聞いてもらえる、対応してもらえるという安心感はとても大きかったからです。

Q)バーテックと他社の対応の違いとは何ですか。

A)それからブラシについての満足感もありました。先にお話しした耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性と耐久性はもちろん、ブラシの毛の質や堅さ、長さも申し分なく、使いやすいものでした。そこでほうきと同じバーキュート(Burr Cute)衛生管理用ブラシシリーズの他のブラシについて、工場内の現場で必要な箇所を検討し、採用していくことになりました。

そして工場内に入室する際の手指・爪の洗浄用にネイルブラシを、工場内の用具の洗浄に衛生管理用短柄ハンドブラシやボードブラシをと採用していきました。衛生管理用ほうき短柄も、柄がステンレスのもものが発売になったら取り入れようと思っています。(※)

最近はバーキンタ(BURR-KINTA)シリーズの検討、採用を積極的に行っています。

※現在はすべてのほうきをステンレス柄仕様に統一しております。

工場入室の際に手指・爪の戦場に使われるネイルブラシ。

金属探知機で検出できるバーキンタ(BURR-KINTA)シリーズ

Q)バーキンタ(BURR-KINTA)シリーズを検討・採用している理由は何ですか。

バーキンタ(BURR-KINTA)シリーズは金属探知機で検出できる樹脂を使用しているからです。

工場内の衛生はもちろん重要ですが、衛生の為に異物が混入してしまっては話になりません。衛生と同時に異物混入のリスクにも対応することが必要です。しかしプラスチックや従来の樹脂は金属探知で検出できません。その点バーキンタ(BURR-KINTA)シリーズの樹脂は金属検出器対応樹脂(PP+鉄成分)(※)が使用され、食品衛生法に適合しています。

※ブラシ製品は毛に鉄成分を練り込んでおり、樹脂部分はPPのみとなっております。

Q)バーキンタ(BURR-KINTA)シリーズで採用したのは何ですか。

まずダストパン(塵取り)を採用しました。サイズ的にも工場内で使用するのにぴったりだったからです。バーテックのバーキンタ(BURR-KINTA)シリーズを使う前、塵取りは適当なものがどうしても見つからず、ステンレスの自社製でした。しかしサイズやカーブ等細かいところに対応するのが難しく、あまり満足いくものではありませんでした。

樹脂はステンレスよりも軽く、ダストパン(塵取り)はサイズやカーブなどもぴったりで、樹脂はステンレスよりも軽く製品自体としてもとても使いやすく出来ています。ボールペンについても、万一破損したとしても金属探知機で検出できるという安心感は何物にも代えがたいです。

おこしの生産ラインで使われているバーキンタ・ダストパン(塵取り)。
金属探知機で検出できる樹脂で出来ているので、食品工場内でも異物混入のリスクが低減される。

また、今私が実験的にボールペンJ800(※)を使用しています。

※製造終了品。後継品「バーキンタボールペンJ802」

Q)他に検討しているバーキンタ(BURR-KINTA)シリーズ製品はありますか。

計量カップを検討しています。またボールペンも今は私だけが使用しているので、全面的な切り替えを検討しています。ただボールペンはコストが、計量カップはサイズが問題になっていて、いますぐの全面的な採用には踏み切れないでいます。バーテックにはその旨要望を出しています。時間はかかるかもしれませんが、バーキンタ(BURR-KINTA)シリーズへの要望も聞き入れられると良いなと思っています。

バーキンタボールペン J800

今後、バーテックに望む事

Q)今後、バーテックに望むことは何かありますか。

常盤堂雷おこし本舗では、これからも地道に丁寧におこしや人形焼きを作りつづけ、浅草における長い歴史を守っていきたいと思っています。今年は東京スカイツリーの開業もありますし、浅草は益々にぎわう事が予想されます。伝統や歴史を守る為には、時代にそった商品開発はもとより、常に危機意識を持ち、新しいものを取り入れて行かなければなりません。

バーテックにも、同じ姿勢を感じています。いつもこちらの要望に耳を傾け、現場の声を取り上げて製品開発を手掛けてくれます。これからもその姿勢を大事にして欲しいと思っています。

バーテックの製品は多岐に渡りますが、当社からの要望も多くあります。例えば、金属探知機で検出できるバーキンタ(BURR-KINTA)シリーズのボールペンの価格がもう少し下がらないかとか、計量カップもサイズが増えないかと言ったことです。製品開発が進めばさらに導入したいものがたくさんあります。バーテックとはお互いの相乗効果が望めるような関係性を大事にしたいですね。

今後とも末永く、どうぞよろしくお願いいたします。

「バーテックにはこれからもこちらの要望に耳を傾け、現場の声を取り上げて製品開発を手掛けて欲しい」と穂刈氏(左)。
右は弊社代表取締役・末松。中央は弊社・北條。

お忙しい中、ありがとうございました。

取材日時 2012年3月
取材・執筆 カスタマワイズ

Page top