導入事例

ライスパテの製造・販売Shinmei FOODS U.S.A. Corporation 様

導入製品

Shinmei FOODS U.S.A. Corporation

バーカット®を導入した結果、
前年比で虫の侵入が90%減りました!

野坂忠義様/Production Manager(写真左)、宅和毅様/Vice President(写真左から二番目)、
越後谷基樹様/Plant Manager/Food Safety and Quality Assurance(写真右)、
弊社海外営業部 新井健一郎(写真右から二番目)

米国カリフォルニア州サクラメントに拠点をおくShinmei FOODS U.S.A. Corporationは、世界で認められる日本の食文化である「コメ」を軸に、日本食や日本の文化、日本の素晴らしいお米を世界に広めていくために海外での事業展開を積極的に進めています。主に、グルテンフリー食材として注目が高まっているライスパテの製造や新しい価値の創造・付加価値のついた商品の提案などを行っています。
同社では食品安全と品質管理の強化のために、工場内の各作業部屋に扉の異物混入を防止するバーテック製品「バーカットフレックスシステム」を導入しています。「バーカットフレックスシステム」の導入に至った経緯から、その評価について、Vice Presidentの宅和 毅様とPlant Manager / Food Safety and Quality Assuranceの越後谷 基樹様にお話を伺いました。

所在地:3015 Ramco St., West Sacramento, CA 95691 USA
Webサイト:
http://www.shinmeiusa.com/

外観写真

Shinmei FOODS U.S.A. Corporationについて

Q)Shinmei FOODS U.S.A. Corporationの事業内容を教えてください。

A)弊社は米国を中心に世界中に冷凍米飯(以下、ライスパテ)を販売する生産拠点として、日本の株式会社神明の海外現地法人として2015年8月に設立されました。欧米諸国の食文化の中心はパン、パスタといった小麦加工食品やシリアル食品が主流で、レンジアップによる利便性の高い冷凍食品が食卓に並んでいます。
しかし昨今、健康志向の高まりによるグルテンフリー食品や和食のユネスコ無形文化遺産登録といった背景からお米が注目され、外食産業などにおいては需要が増加傾向にあります。一方、欧米諸国においては炊飯文化がまだまだ浸透しておらず、いかにご飯食文化を一般家庭に広げていくかが課題となっています。
このような環境を踏まえて、弊社は炊飯文化及びご飯食文化のない欧米諸国において、電子レンジのみで調理可能なライスパテが浸透すると考え、長年培ってきたコメの調達力・品質管理・精米技術及び炊飯技術のノウハウを活かし、ご飯食文化を世界に広げようと本事業に取り組んでいます。

全米で展開中のライスパテ製品

Q)工場を運営されているうえで大切にされていることは何ですか?

A)日本と米国では、社会的機構や労働に対する価値観そのものが大きく乖離しています。米国は、日本のように単一民族ではなく、多民族であり多様化された価値観が混合されている社会です。日本人マネージャーと現地社員のコミュニケーションがうまくいかず、予想もしない結果となる場合が多々あります。米国で働く上で、「これはわかっているだろう」「ここまで言えば後はやってくれるだろう」という中途半端な指示ではなく「細かく指示を出す事」を常に心がけています。

左から越後谷様、宅和様

また、日本人で、日本語であれば丁寧な言葉遣いや声のトーンで話すことができる人でさえも、英語でのコミュニケーションでは、気の利いた言い回しへの配慮を怠ってしまい、自分の言いたい事を伝える事に必死になりすぎて、粗削りで直接的なコミュニケーションを取ってしまう場面が多く見られます。一般的に米国人は直接的な表現をすると言われていますが、実際には相手の気持ちを配慮した表現をするのが非常に得意だと思います。また自分は上司だからとプライドを前面に押し出した偉そうな態度は、米国のビジネスパーソンとしては受け入れてもらえません。

米国企業では、ここ20年で「ダイバーシティ・マネジメント」の考え方が注目されています。ダイバーシティ・マネジメントとは、性別・年齢・人種・宗教・性的志向や障害の有無などあらゆる「違い」を持つ人たちをどうマネジメントしていくか、その「違い」を会社の成長にどう生かしていくかということです。大切な事は、まずは文化の違いを知り、認める事です。文化の違いとはどちらが良い、悪いという事ではありません。
全ての社員が気持ちよく働き、結果を出せる仕組みを作り出すスキーム・マネジメントを大切にし、社内規定やハンドブックなどを見直して、日々改善に努めています。

ライスパテ製造現場

Q)バーカット®フレックスシステムの導入に至った経緯をお聞かせ下さい。

A)工場の建設中からドアの立て付けが悪いことに気づき、設置業者に改善するように求めましたが、ドアをつけるだけの契約しかしていないということで、なにもしてくれなかったという苦い経験がありました。そんな中、弊社のグループ会社でパックご飯を製造している富山県の株式会社ウーケが、バーテックのブラシを使用していたこともあり早期に導入しようと考えて展示会ブースを見に行ったり、商談を日本側で行っていました。

末松社長がお客様と一緒に製造現場に入り、自社の清掃ブラシを使いながらユーザーとして顧客の視点に立ち、製品の物理特性・性能特性をユーザーの立場にたって理解し、プロモーションや商品開発を行っている姿に感銘を受けました。ブラシを通じて、モノ作りの進化に貢献したいというバーテック社の使命感に心を打たれたのが導入した理由です。他社にはないオリジナル商品の開発を客観的な視点で捉えたメーカーの強みを感じ、ある製品使命をもとに開発されている商品という事が決め手となりました。

Q)現在ご利用のバーテック商品、防虫ブラシを取り付けられて大きく変化した点は?

A)バーテック商品のバーカットをドアと地面の間に設置したことにより、外部からの虫の侵入を防ぐことができました。
工場内はつねに空気の流れが、建物⇒外部となるように風量を算定し、室内の陽圧化を計り、防虫対策をおこなっております。給気・排気の風量バランスがとれていない場合や、給気を外壁ガラリからの自然給気で行っている場合は、室内が負圧となり、大量の空気が外部の出入り口や、建物の隙間から入り込みます。この空気といっしょに虫が室内へ侵入、製品への混入をひきおこします。
虫は、風を感じると敵が襲ってきたと思い、風下へ逃げる習性があります。
よって、ドア隙間や外壁および室内の仕上材は、気密構造となる様すき間をなくする為にブラシ等を取り付けて、防虫対策を実施しています。

毎月、オーキン社というペストコントロール(害虫駆除会社)によるモニタリングの結果、バーカットを設置後は前年比で虫の侵入を90%減と素晴らしい結果を出すことができました。また、バーカットをある箇所に導入することで新たな虫の侵入ポイントを発見することもできました。弊社は食品会社なので、工場内で虫などが発見されると社員が不安になったり、彼らのモチベーションにも影響します。バーカットは弊社にとってなくてはならない存在となっています。

Before

After

Before

After

Q)サンプルや営業マンの対応は如何でしたか。

A)米国との時差も考慮した、きめ細かな対応に感謝しています。サンプルワークも先行投資のように、国際便を使用するなど柔軟に対応していただいています。
営業の方は、適度な距離感を保ってくれて、製品の押し付けやしつこさがまったくありません。また常に新しい商品を改良されて、その製品特性を細かく説明してくれるので買い手側としては納得が出来ます。また米国出張の際は、セールスやビジネスの話しではなく世間話しで終わる事もありますが、日本から東海岸経由でわざわざ来ていただきユーザーとしては嬉しく思っています。また、商品を売るということだけではなく、何かを学ぼうという謙虚な姿勢にはいつも感心させられます。

宅和様

弊社・新井

Q)今後のShinmei FOODS U.S.A. Corporationの展望をお聞かせください。
また、新たに導入を検討している商品は?

A)弊社では、世界中の消費者へ安全な食品を届ける上で信頼性を確保するためにも、現在、KosherとGFS(I Global Food Safety Initiative)という、2つの認証取得に取り組んでいます。
Kosherとは、もともとは紀元前の旧約聖書の教えに即した、カシュルートと呼ばれる厳格な食事規定がその語源であり、Kosherとは「食べて良い食物」の事を意味しています。
一見なじみのないユダヤの食文化ですが、Kosherは国際市場で急速に認知度を高めています。「Kosher食品は原料が厳格だから、安全で高品質」という信頼性が浸透して、欧米を中心に健康で純正な食品として注目されています。Kosher取得による信頼は商品の差別化となり、大きなビジネスチャンスへとつながります。また、エシカルな飲食品市場が最も大きな国は米国でもあります。2つ目のGFSIに認証された国際的な食品安全スキームであるFSSC22000、SQFコード、BRCといった現在主流となっている国際的な食品安全規格の取得を目指しています。GFSI認証スキームは、食品安全に対する消費者の関心の高まりから、食品製造にかかわるサプライヤーには必須の基準になりつつあります。世界中の消費者へ安全な食品を届ける際の信頼性を確保する為にも、早期に社内で構築、取得出来る体制を目指します。これらを実現するためにバーテック社のラットシールドを導入したいと考えています。

※ラットシールド(防鼠対策用ドアブラシ)

Q)米国や世界に出展している企業へバーテックのどのような点をお薦め出来ますか?
また、今後のバーテックに望むことは?

A)冒頭でも述べた通り、全員がユーザーとして顧客の視点に立ち、ユーザー目線でプロモーションや商品開発・製品改良などを行っている事が一番のバーテック社の強みだと思っています。バーテック社の製品は、包括的に「ブラシを通じて、モノづくりの進化に貢献したい」と定義しています。これは非常に明確な製品使命の定義であり、既存の製品ラインナップをそのまま利用、または物理特性や性能特性などを徹底的に訴求すると製品特性に少しの変更や改良を加えた上で、別の市場の顧客が持つ使命に対応する事が可能な会社だと思っています。既に展開されている食品衛生ブラシに限った事ではなく、ブラシは一般ブラシから食品産業ブラシ、工業ブラシまで用途は多種多用に存在しています。事前に定義されている経営資源の特性を充分に把握し、その上で既存市場を犠牲にすることなく、攻め入ることの出来る新たな市場を米国にとどまらす、世界で見つける事が可能であり、具現化出来る会社であると確信しています。

■営業担当より一言

お忙しいところインタビューのお時間をいただきましてありがとうございました。
弊社の経営理念である、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に人類・社会の心と技術における進化発展に貢献する」を実現できるよう、ユーザー様の視点に立ち問題解決に役立つ製品開発に努めたいと思っております。またバーテックの営業担当者として、単に物品の購買関係だけではなく、貴社、またはご担当者様を理解し、信頼関係を深め、そして近くて頼りになる存在になれるよう精進していきたいと思っております。バーテックのブラシをお使いいただく事で、貴社で働く皆様の笑顔が少しでも多くなるようなご提案を今後もさせていただきたいと思っております、今後とも宜しくお願いいたします。

海外営業部 新井健一郎

お忙しい中、ありがとうございました。

取材日時 2018年1月
取材・執筆 ベイスポ/Inter-PacificPublication, INC.

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