導入事例

音楽研究に必要な楽器の資料を収集・保存している資料館国立音楽大学 楽器学資料館 様

国立音楽大学 楽器学資料館

「バーテックの「専門家のアドバイス」には、大変助かりました。
ネットでブラシを購入していたら、必要のないところへも
取り付けていたと思います。しかし、バーテックは、
必要なドアに最適なブラシを取り付ける提案をしてくれました。」

国立音楽大学 楽器学資料館 学芸員 不動真優様(中央)、弊社代表取締役社長 末松仁彦(左)、関東事業所 北條正浩(右)

東京都立川市にある国立音楽大学。その楽器学資料館では、建物の耐震補強工事をきっかけに、バーテックの「バーカットMLA」「バーストリップブラシ」を導入しました。殺虫剤などで対策を行うよりも、共存するために、バーテックの製品を選んだという同館学芸員 不動真優様にお話を伺いました。

所在地:東京都立川市柏町5-5-1
国立音楽大学4号館1階
TEL:042-535-9574
FAX:042-435-3631
Webサイト:
http://www.gs.kunitachi.ac.jp/ja/

外観写真

国立音楽大学 楽器学資料館について

Q)国立音楽大学について、教えてください。

A)国立音楽大学は、1926年(大正15年)創立の「東京高等音楽学院」をルーツとし、1950年(昭和25年)に新制大学として発足しました。以来、何よりも音楽を愛し、音楽へのこだわりと夢を信じ、自らの信念を貫き通す人々の学舎であることをめざしています。

Q)楽器学資料館について、教えてください。

A)楽器学資料館は、音楽研究に必要とされる楽器に関する資料を整えるという方針に基づき、地域・年代に片寄りのない系統的な楽器の収集をしており、現時点で、約2,550点の楽器が保存されています。館長、副館長、そして学芸員等、約10名が勤務していますが、毎年、半年以上の時間をかけてすべての楽器を点検し、虫に喰われていないか、糞がないかなども確認し、すべてカルテに残しています。

Q)現在、国立音楽大学でお使いのバーテック製品は?

A)「バーカットMLA」と「バーストリップブラシ」の2種類です。

Q)「バーカットMLA」と「バーストリップブラシ」を導入した経緯をお聞かせください。

A)私たち楽器学資料館が入っているこの建物は古くからあり、少なくとも30年以上前からの建物ですが、老朽化が進んだことで自然災害に備えて、耐震補強工事することになりました。春休みの今が、まさに耐震補強工事の真っ最中で、新年度が始まる4月までにはオープンすることになっています。この耐震補強工事に伴い、それまで5階にあった楽器学資料館が、1階に移動することになり、より地上に近くなりました。大学の敷地という場所は、周囲が緑に囲まれており、環境が良好な反面、虫などが侵入してきやすい環境でもあり、防虫対策は不可欠です

ここにある楽器は、世界各地から来ていますから、その素材もさまざま。竹で出来ているものや、木材やフェルト、動物の皮で出来た楽器もあります。素材が変われば、それを好む虫の種類も変わります。虫によっては、竹が好きであったり、皮が好きであったりと、その対策も変わる。また、湿度管理も難しく、58%に保っていますが、その快適さを求めてやって来る虫もいますし、その虫を好む虫も、またやって来たりするので悩ましいところでした。10年、20年先の学生さんのために、今ある状態の物を保管することが、最も重要だと考えています。

学芸員 不動様

虫に薬剤で対処するよりも、総合的病害虫管理(IPM:Integrated Pest Management)を基本と考え、薬剤を使わないバーテックのブラシを選択しました。

Q)薬剤を使わない対策を探していた理由は?

A)楽器への影響を最小限に抑えたいからです。当館の楽器は演奏を目的としているのではなく、資料です。資料ですから、フェルトを食べられたら、新しいフェルトを巻けばいいとはなりません。資料なので新しく変えてしまうと、意味がなくなってしまう。そんな楽器が約2,550点保管されています。世界各地の幅広い年代から集められており、中には1点しか存在しないものもあります。ですから、たいせつに保管しなければならないのですが、虫はどうしてもやって来てしまいます。虫の中には、徘徊虫だけでなく、飛来虫もいる。いろいろなタイプの虫に対しての対策が必要になってしまいます。ですから、やってきてしまった虫を退治するのではなく、なるべく虫を館内に入れないという発想に切り替えることにしたのです。「総合的病害虫管理(IPM:Integrated Pest Management)」と呼ばれ、虫と共存しようというもので、予防的措置や防除という考えに基づいています。

そんなとき、セミナーでバーテックのことを知ったのです。

Q)セミナーでバーテックを知ったとのことですが、いつごろですか?

A)バーテックのことは、3年ほど前のセミナーで知りました。サンプルなどももらっていたので気になってはいましたので、耐震補強工事がいいタイミングになりましたね。

そもそも、「ドアを閉めていれば、虫は入らない」と思っていましたから、ブラシをつけることで虫をなるべく入れないようにするという考えが新鮮でした。あるとき、「ドアのすき間に手かざしてみてください」と言われ、そこで初めて、「ドアが閉まっていても、風は入る」と気づかされたのです。風が入ってくるなら、虫も入って来ますからね。

創意工夫をしなければ解決できないと思いこんでいましたから、ドアにブラシを取り付けるだけでいいんだと知れたことで、気持ちがずいぶんと楽になりました。それに、ブラシなら考えていたよりも、安価で対処できます。高いものでなければ対処できないとなると、二の足を踏んでしまいますし、交換などのケアに気を取られてしまいます。その点、バーテックのブラシは思っていたよりも安価でしたし、劣化したら取り替えればいい。そんな手軽さも良かったですね。

物を売るだけでなく、様々な提案をしていただき、ブラシ以外の対策なども教えていただくなど、バーテックさんは懐が深く、優しい会社だなと思いました。ですから、何かわからないことや不安なことが出てくれば、すぐに相談しようという気持ちになりました。きっと解決してくださるだろうと思っているからです。

来館者のエントランス

取り付けたバーストリップブラシ

バーテックが、専門家としてアドバイスしてくれた。

Q)館内に5か所取り付けています。取り付けによって、どのような変化がありましたか?

A)バーテックさんが、必要なドアに最適なブラシを取り付ける提案をしてくださいました。

実際にその場で虫の侵入経路を予測し、取り付けるべき優先順位をアドバイスしてくださったので、必要最小限のドアに取り付けることができました。それに、意匠的な意図から来館者が通るエントランス面と、楽器の搬入経路であるウラ側では、見た目の違うものを勧めてくださいました。

もし、インターネットでブラシを購入していたとしたら、おそらくすべてのドアに対して取り付けようとしたと思いますし、刃物の扱いに慣れていない自分たちで取り付けをしなければならなかったと思います。その意味では、バーテックさんの専門家としてのアドバイスは大変助かりました。

楽器の搬入口

バーカットMLA 取付前

部屋への入り口

バーカットMLA 取付後

Q)バーテックの営業担当者の対応は、いかがでしたか?

A)営業に来られても、売り込むという感じはなく、むしろ相談に乗ってもらったという印象を持っています。実際に、取り付けまでしてくれましたので、その印象は間違っていなかったと思います。

Q)バーテックに期待すること。

A)最近は、いろいろな形状のドアがあるみたいですよね。どんなドアでも取り付けることができる、どんなドアでも合うデザインがあれば、取り入れたい企業や学校が増えるのではないでしょうか。

楽器学資料館の学芸員は女性ばかりです。専門家のアドバイスと同じように、取り付けてくださったような面でもサポートをしてくださると、大変助かります。
また、これからの季節は、虫が本格的にやって来る時期に入ります。

いろいろな相談に乗ってくださいね。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

「バーテックのアドバイスには、助けてもらいました」
(不動様)

不動様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

取材日時 2017年2月
取材・執筆 カスタマワイズ

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